高温多湿な状態にあると、人間の体は一定の体温を維持しようとエネルギーを消費します。エネルギーの消費の負担が強かったり、長引いたりすると、体に溜まった熱を外に出せなくなります。その状態が続き、全身の倦怠感や思考能力低下、食欲不振、下痢、便秘などが症状に現れるのが夏バテです。
人間の体が活動するのに最も適した体温は36~37度と云われていますが、夏の気温が上昇とともに体温も上がってしまいます。上昇した体温を下げようと、身体は大量に汗をかきます。ここが問題で、体内の水分だけではなく、汗はミネラル分も体外へ排出してしまいます。身体に必要なミネラル分が大量に失われバランスが崩れてしまいます。その結果、脱水症状などを引き起こしてしまい、体調に異常な症状として現われます。
暑さで胃の消化機能が低下し、栄養の吸収効率が極端に悪くなり、身体に必要な栄養素であるビタミン、ミネラル、たんぱく質などが不足して、夏バテ特有の症状が来てしまいます。適度な水分補給は必要なことですが、暑さに負けて冷たい飲み物を摂取し過ぎると胃腸は冷え、胃の働きが低下し、食欲不振になってしまいます。
暑さで胃の消化機能が低下し、栄養の吸収効率が極端に悪くなり、身体に必要な栄養素であるビタミン、ミネラル、たんぱく質などが不足して、夏バテ特有の症状が来てしまいます。適度な水分補給は必要なことですが、暑さに負けて冷たい飲み物を摂取し過ぎると胃腸は冷え、胃の働きが低下し、食欲不振になってしまいます。
6月から8月は、食欲の落ちる時期ながらも、食事で体調を整える意識が強いことがわかります。中でも栄養バランスの取れた食事をするという意識が高く、夏バテ対策の意識の高さが伺えます。
梅雨入り時期から序所に夏バテ時期が始まり、8月の疲れが溜まったお盆休み明け時期にはピークに達します。
8月ピーク時から夏バテ対策を取り組むのではなく、6月からしっかりと予防・対策をして体調管理を整えましょう。
麦には、発汗で失われがちなビタミンB類とミネラルが豊富に含まれています。麦とろごはんとして食べると、大麦に含まれるこれらの成分をとろろが体内に効率的に吸収させます。また、山芋のヌルヌルとしている成分と、でんぷん消化酸素の ジアスターゼがタンパク質やビタミンB1等の栄養吸収率を高め、胃腸の消化吸収を助ける効果があるのでこれから夏に向けては、夏バテ対策としても優れたメニューです。
いつもの白飯に麦を3割入れるだけで、お茶碗1杯の食物繊維量は約5倍に。さらにとろろを加えると、マグネシウムやビタミンB1等ミネラルも増えてカラダにうれしいごはんに早変わり。
※押麦使用麦とろごはんについて伺ったところ、全体の75%もの方が、麦とろごはんの喫食意向と回答されました。麦とろごはんの栄養効果が夏バテ対策に有効と聞いた上での食意向は高く、意向がない方は、とろろが苦手な方のみとなりました。